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きさらぎ-KISARAGI-
佐渡の最北端、暖流と寒流のぶつかるその場所で、 幾年月をかけて育まれる旬のサザエ。ただひたすらに、その味を届けたくて―
サザエカレー
STORY
I
STORY.1
貧しかった思い出。
サザエカレーが生まれた原点。
幼い頃、貧しくて肉が買えず、父親が漁で獲ってきたサザエを肉の代わりに主役にして作ってもらったカレー、それがサザエカレーの始まりでした。カレーに使用するサザエの獲れる佐渡市藻浦は、佐渡の最北端に位置します。中心部よりだいぶ離れた場所にあり、当時は黒姫道というところから藻浦まで道路がなく、バスも車も通っていませんでした。
交通手段は松前丸(まっさきまる)という小船だけで、急病の際に病院に行く時はその小船で行った事を覚えています。仕事は漁師か炭焼きの仕事ぐらいしかありません。サザエカレーは、そのような非常に貧しい場所から、漁師の知恵と工夫により生まれたのです。
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